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安徽ガイド  
安徽黄山 石猿観海

 

基本情報
  総面積は13.96万平方キロで、人口は6300万人超。省都は合肥。
  安徽省の地形は多様性をその特徴とする。淮河と長江が西から東へ流れ、それぞれ省の北部と南部を横断している。長江の中流・下流は地形が低くて平らな平原であり、長江の南側は主に山地、丘陵が延々と続いている。
  省内にある大別山、黄山、九華山、天柱山など主要な山脈があり、そのうち、黄山は「奇松」「怪石」「雲海」「温泉」など4つの絶景で世界自然遺産リストに登録されており、最高峰の黄山蓮花峰は海抜1860メートルに達する。九華山は仏教の聖地である。
  安徽省はまた中国茶の名産地であり、緑茶、紅茶、花茶の各銘柄がある。
  緑茶には黄山毛峰の緑牡丹が特に有名。清明という節気の前(言わば明前)に、海抜1400Mの黄山市大谷から摘むお茶で、職人さんが一つ一つと丁寧に作ったもの。味はとてもフレッシュで、ガラスコップで飲むと、見た目も可愛く楽しい。
  祁門紅茶紅茶には世界三大銘柄の一つで、蘭の香りにがし、ヨーロッパで特に人気の高いもの。良い祁門紅茶は、茶葉が黒光りして、艶がある。
  花茶には黄山毛峰系の海貝吐珠や錦上添花などがある。
観光情報

黄山
  黄山は安徽省の南に位置し、花崗岩石の高い山からなる山岳風景名勝区である。山体は雄大で珍しく、奇怪な形をした石はいたる所に立ち並んでいる。そのうち、蓮花(海抜1840m)、天都と光明頂など三つの主峰がある。風景の優れたこの雄壮な山は変幻きわまりなく、泰山の雄大さ、華山の険しさ、峨眉山の美しさ、衡山の雲、廬山の滝、雁蕩山の奇麗な石など、中国多くの名山の景観が集まっている。山峰は刀で切り取られたような形をしており、色は白い玉のように見える。
黄山の美は「奇松、怪石、雲海、温泉」という「四つの絶品」にある。山の中は、一年じゅう雲が立ち込め、奇異、雄大、幻想、険しさという感じを人々に与える。絶壁の裂き目に生えている黄山の松は逞しくて力強い。中でも「迎客松」と呼ばれる一本は特に有名。黄山は雨量が多く、林木が生い茂り、霧が立ちこもり、自然景色が変化に富んでいる。主な景勝地には、北海、西海、天都峰、玉屏楼、雲名寺などがある。黄山は非凡な自然美をもって、「五岳から帰えて山を見ず、黄山から帰えて岳を見ず」と絶賛されている。
  黄山はまた「天下第一の奇山」「魔の山」「この世の仙人の世界」など最も美しい言葉で讃えられている。美しい自然風景に恵まれるだけでなく、奥深い中国文化もそなえている。山中に点在する古い街や古い橋、古い牌楼、古い村など多くの建築物群はそのユニークな風格と味わいによってながい歴史をもつ魅力的な黄山の文化を提示している。岩や絶壁に刻まれた200カ所余りの石刻は黄山の美しい自然の風景にさらに文化的趣きを添えるものである。黄山はまた宗教、特に道教と密接な関係をもっている。軒轅峰、容成峰などの山峰は道教の仙人の物語にちなんで名付けられたものだ。仏教も黄山に伝えられ、最も盛んな時は寺と尼寺が百もあった。世界文化遺産プロジェクトの実地調査を担当したサンサイル博士は、「黄山の美しい風景と自然に形成された文化は世界中で稀に見るものである」と評価した。
  1990年、世界自然文化遺産として登録。

西遞村と宏村
  安徽省の黄山の麓にある黒多県の古い民家群は、徽派の建築芸術の代表となっている。完ぺきな形で保存されている古い民家と祠は県内に、明のものが29棟、清のものが3611棟もある。その建築風格は徽派の特徴が目立ち、レンガ、木と石の彫刻技術が優れ、豪華で上品に造られている。これらの古い村と民家の建築物は観光地だけでなく、学術研究の価値もあるので、観光資源でありながら貴重な歴史文物でもある。そのうち「中国明清時代の民家博物館」と言われる西逓村と宏村は、安徽省の古い村の代表的な建築物と見なされている。
  西逓村は黒多県の県政府所在地の東南部にあり、950年あまりの歴史を持ち、いまでも明、清の民家が300棟も残っており、そのうち完ぺきな形で保存されているものが137棟もある。面積は13ヘクタールで、村中の路地配置などは昔のままで、古風で立派な建築物によって、国内外の建築家に「世界で最も完ぺきに保存されている古い民家建築群」「世界で最も美しい村」とたたえられている。胡文光刺使坊、瑞玉庭、桃李園、西園、東園、大夫第、敬愛堂、履福堂、青雲軒、膺福堂、篤敬堂、凌雲閣などは西逓村の中の最も優れた古代建築物である。
  宏村は黒多県の中心から11キロ離れ、宏村は西暦1131年に建てられた。牛の形をした古い村である。全体から見れば、村西側の雷崗は牛の頭のように高くそびえ立ち、村の入口あたりにある2本の大木は牛の角、4本の石橋は牛の足、数百軒の明、びっしりと並んでいる数百軒の明清時代の民家がまるで伏した牛の胴体、村中をまわる河は牛の腸、三日月形の池は牛の胃袋、南にある湖は牛の腹部。宏村の村民たちは自らの智慧や汗によって、この牛の形の村を上手に築造し、このうえなく優れた田園風景を創り出している。
  2000年、世界文化遺産として登録。

 
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