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麗江古城
所在地:  雲 
パターン:世界文化遺産
登録年:1997年
 
 
  麗江の古い町は麗江にあり、大研鎮とも称され、ナーシー族を主とする、長い歴史を持つ古い町である。面積1.5平方キロ、四方街を中心として、古い町もとの姿は完全な形で保存されている。町は宋代の末期(1126年)に建設され、蒙古のモンゴハン三年(1126年)フビライが南征を行った時、同地に駐屯したことがある。この古い町はその古風で素朴な芸術的風格と科学的配置で世に聞こえている。1986年、国から有名ね歴史文化都市に指定された。
  町の西に獅山があり、北に象山と金虹山がある。高くて険しい峰峰はは北西の方向から吹いていく冷たい風をさえぎっている。南東には地味の肥えた農地が数十華里広がり、暖かい朝日に照らされ、東の風が吹いてくる。清らかな玉泉の水は三筋に分かれ、町を横切ってすべての家に流れている。通りの路面は地元でとれる五花石が敷いてあり、雨季はどろんこにならず、乾季は埃が立たない。町には、明と清時代の石でつくった橋と牌坊もある。町は四方街を中心として、大小の通りや路地が整然として、四つの方向に延びている。民家はすべて土木構造の瓦葺きの家で、たいていは三坊一照壁であるが、四合院もすくなくなく、庭には花卉が植わって、古色蒼然としている。
  東巴文化は、ナーシー族の古代の伝統的文化を指し、東巴教に保存されていることからそのように名付けられた。ナーシー族の人たちは巫術、医術、学術、芸術、技術を一身に集めた、ナーシー族文化の伝承者である。東巴語は文字が1300余あり、原始的な図画象形文字である。これらの文字で書かれた東巴経は1400余種、2万余巻あり、宗教、哲学、歴史、民俗、文学、芸術、天文、医学、暦法、地理、動植物、および舞踊、絵画、音楽など多くの学科の内容を含んでいる。
  麗江の壁画は、明代の木氏土司が漢、チベット、ナーシーなど各民族の絵師を招いて描かせたものであり、年代が古いため、いまは大宝積宮、琉璃殿、大宝閣、来河大覚宮の四ヵ所にしか保存されておらず、壁画は高さ2.07メートル、幅4.48メートル、600人の人物が描かれている。


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